８畳の和室です。
床の間には角柱。紋べり畳。書院は塗り壁の奥には障子です。長押を設けないシンプルな和室を心がけました。床の間の掛け軸は造形作家　庄司 達さんの作品です。この床の間には絵画なども飾るとたいへん映えると思います。
天井は敷目板貼り、竿縁天井です。南側障子の上は欄間障子としました。やわらかな採光が十分に確保できます。またふすまの上には空調機が設置されています。噴出し口は木製縦桟でお化粧しました。

前回紹介の和室の違う角度の写真です。照明器具がよくお分かりになると思います。
三方オープンとなります。古典的な和室とは少し違いますがリビングと一体化したところが特徴です。

リビングスペースとの床の段差をつけています。障子は壁に収まるように仕上げオープンな空間も確保できます。床の間は塗りこめ、洞床です。照明器具は障子のモチーフです。

４０年程前に設計したお宅で和モダン「台地の家」と名付けてあります。
シャープなラインの暖炉です。モダンな感じがします。
住宅内部も機会のあるときに紹介できればと思います。